デイトジャストコピー ヨットマスターコピー

2024年02月29日

[1960年代]防水ケースの完成と普及

1940年代から50年代にかけて、実用性を大きく増したコピー時計。60年代に入ると、各社は手巻きに自動巻きのモジュールを被せるのではなく、純然たる自動巻き専用(ジャガー・ルクルトの900)あるいは限りなく専用のムーブメント(オメガの550系)などをリリースするようになった。既存のものに比べて薄いこれらの「新しい」自動巻きは、実用品としての機械式時計を、ほぼ完成の域に近づけた。

 この時代には、長年の懸念であった防水性もクリアになった。特許の関係で各社はねじ込み式のリュウズを使えなかったが、60年代に入ると、防水性を持たせるラバー製のOリングが進化した。その結果、リュウズを新しくするだけで、防水性を高められたのである。60年代の時計に多く見られる大きなリュウズは、防水性を確保する試みだ。

 実用品としての時計が完成形に近づくにつれ、各社はデザインの重要性に気付くようになった。その好例はオメガである。同社は気鋭のデザイナーであるジェラルド・ジェンタを雇い、デザインのモディファイを行わせた。彼の手掛けた改良のひとつが、後に各社が模倣するようになる、黒い線をあしらったバーインデックスである。http://www.noobshop777.com/  


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2024年02月29日

[1940年代]ケースの大径化 [1950年代]薄型化の始まり

1940年代以降に起こった腕時計の大径化。理由はさまざまだが、ひとつは、第2次世界大戦にあったと言われている。戦場に駆り出された兵士たちは、常に時計を見、時間を修正することを強いられた。復員した彼らが、大きくて視認性の高い、センターセコンドのレプリカ時計を選ぶようになったのは当然だろう。

 対してスイスのメーカーは、ケースサイズを拡大。かつて直径30mmが標準とされたケースは、直径35mm近くまで拡大することとなった。ケースの拡大を促したもうひとつの要因は、自動巻きムーブメントの普及である。ローターを載せた自動巻きムーブメントは、どうしてもサイズが大きくなる。自動巻きの普及と、ケースサイズの拡大は、切っても切れない関係にあった。http://www.noobshop777.com/

 対して各メーカーは、大きく厚くなるケースを、できるだけ薄く見せようという努力を重ねた。そのひとつが、ムーブメントの角を斜めにカットするという手法である。これにより、文字盤や裏蓋を大きく湾曲させることが可能になり、ケースサイドを絞れるようになった。  


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